両股関節脱臼の、より良き治療のため
お世話になっている病院から紹介状を書いて頂き
藁をもすがる思いで、動物人工関節の権威
藤井寺動物病院 へ向かった
ケイチー家の面々 …
しかし、あいにく当日は昼間
どうしても仕事を休めないケイチーパパ …
そこで午前中と夕方の計2回、時間有休を取得し
まずは午前11時からの全身検査のため
神戸の自宅から東大阪まで高速道路をひた走り
約1時間強で、無事病院へ到着 …
いつもお世話になってる病院の院長先生から
事前に各レントゲン写真や検査カルテは
藤井寺さんへ送って頂いていましたが
仮に人工関節を入れる場合、股関節周りに
腫瘍等の別の病因が無いかをチェックしたいとの事で
藤井寺さんでも、改めて再検査をすることに …
そこで、ママからのたっての希望で
この機会に再度、全身隈なく検査をして頂けるよう依頼
検査に麻酔が必要か否かは
ケイチーさんの従順度合次第との事でしたが
とりあえず13時半~パパに商談予定があったので
ケイチーさんを預け、また17時以降に
お迎えに伺う事にして、一旦神戸へとんぼ返り …
で、商談2件を済ませた後
今度は中国道の事故渋滞に巻き込まれながら
閉院時刻の19時ギリギリに再び病院へ滑り込み
そこから約1時間かけ、副院長先生に各検査項目の結果を
懇切丁寧にご説明して頂きました
( 優等生のKさんは、麻酔なしで乗り切ったそうです )
その全身診断結果ですが
血液検査や各エコー、レントゲン画像から
加齢に伴う老化現象は随所にみられ
さらに触診で、膝や足首の可動域減少は確認出来るものの
股関節以外で現状極端に悪く、治療に急を要する箇所は
特には無いとの事 …
で、その問題の股関節の診断結果ですが
まずは 「 脱臼 」「 形成不全 」 といった
ここ数か月で既に耳慣れた用語が
出てくるものと思っていましたが
意に反し、副院長先生の口から出て来た
診断結果は …
「 細菌感染 」という、全く予想だにしていなかったもの …
曰く、股関節のレントゲン写真を指しながら …
「 この骨盤と大腿骨頭付近に、薄い
本当に薄い黒い影があるでしょう ?
ほら、ココとかココとか … 」
「 骨は普通、白く写るものですが
こんな風に、薄く透けて写るってことは
その部分の骨が溶け出して
薄くなってるってことなんですよ 骨が溶ける原因としては
細菌感染か腫瘍です 」
保護者 「 … 」「 なので今日、この部分の組織を少し抜き
既に病理検査へ回しました
1週間くらいで結果が出るでしょう
もし細菌感染なら、その細菌を叩く抗生剤を投与すれば
無理なオペをしなくても、以前の様には無理でも
失われた筋肉さえ戻れば、それなりに
歩けるようになるかもしれません 」
保護者 「 … 」で、その病理検査の結果
「 ブドウ球菌による細菌感染 」 と判明
股関節が何故、細菌感染したのか
詳細はまだ判然としませんが
とにかく、細菌がいる今の状態で人工関節を入れたり
既に左股関節に施術済の糸状ワイヤー式
トグルピン法オペを行う事は
そのワイヤー自体が細菌増殖の温床になるリスク となり
極めて高い確率で 再オペになる可能性が高く
藤井寺さんとしては推奨出来ない …
なので、まずは抗生剤投与での細菌撲滅を目指し
その後の治療方針については
予後の経過観察次第で
そのままか、大腿骨頭切除か
二者択一になるでしょう、との事でした
なるほど、言われてみれば
両股関節が急激に悪くなった8月のタイミングで
後肢が急激に腫れ上がった事 があり
当時の診断結果も細菌感染との事で
急に一体どこから感染 ? と訝しい思いでしたが
今思えば、あの時の細菌感染も
股関節のブドウ球菌感染が原発巣で
そこから来ていたのかと思えば起因がハッキリし
なるほど、納得がいくなと …
とにかく、予想外の病因が判明し
何とも不可思議な感覚の保護者の面々 …
長くなりそうなので、この続きは
また明日 …
なかなかゴールが見えない闘病ケイチーに
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