股関節の細菌感染
2019/12/10
これから3回に分けて
ケイチーさんを襲った
「 股関節細菌感染 」 「 炎症 」 「 組織球状肉腫 」
について今回、知り得た範囲の事を
記しておきたいと思います
今後、同様の症状に苦しむワンコや
その保護者の方々にとって
少しでもご参考になれば、幸いです
まずは、ケイチーさんが長患いした
「 細菌性股関節脱臼炎症 」
当初、単なる股関節形成不全と見られていましたが
後に、ブドウ球菌による股関節の
骨の溶解と判明 …
この細菌による股関節炎というのが
実は、非常に稀なケースなんだとか …
特にケイチーさんの場合
数年来の膀胱炎治療のため
耐性菌が出来ないよう様々な抗生剤を
手を変え品を変え服用し続けて来たのに
それでもブドウ球菌が発生したのは
本当に、ミステリーだと …
故に、血液検査の炎症反応数値からだけでは
股関節のエキスパート、藤井寺動物病院以外では
画像診断で細菌感染を見抜くのは
ほぼ不可能なレベルだそうです
但し今後、股関節で同様の症状の患者が来た場合は
今回のケイチーさんの症例を元に
細菌感染を疑ってかかれる可能性は高まるそうです
そういう意味ではケイチーさん
今後の他のワンコたちの治療に
少しは貢献出来たのかも …
大切な事は
いざ大きな病気をした際に
ちゃんと必要な抗生剤やステロイドが効くよう
常日頃から、体内に変な耐性菌が出来ない様に
「 過剰な投薬 」 は、極力控えておくべきである事 …
みなさんちのワンコも
もし歩様が少し悪くなってきたら
股関節形成不全を疑うのと並行し
細菌感染の可能性も、疑ってみてあげて下さいね

たくさんのメッセージやコメントをありがとうございます
ひとつひとつを拝読し、感謝の気持でいっぱいです
お返事出来ない不義理を、どうかご容赦下さい

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