あるがまゝ行く
2018/01/21
朝日新聞の土曜日の朝刊には be on Saturday という
別紙が一緒に届けられます
その中に、あの日野原重明先生のエッセーが
載せられています
『 ふたたび、私の証 あるがまゝ行く 』 と題して・・・
今日は、その日野原先生のエッセーを
お伝えしようと思います
先生はご多忙で、睡眠時間をあまり確保できない方でしたが
約一か月のハードワークの後
14時間も眠り続けられたそうです
その時の悪夢のお話が出ていました
その夢はダンテの 「 神曲 」 に出てくる 「 煉獄 (れんごく) 」 に
行き当たる、という夢だったそうです
煉獄とは、地獄と天国の中間にある場所だそうで
悔い改める余地がある死者が行く場所で
そこで自分の罪をき清められれば
その死者は天国に行けるというのです
この悪夢の経験を日野原先生はエッセーに著し
『 あるがまゝ行く 』 の編集者に送られます
私たちにとっても怖い夢や悪夢は
目が覚めてからもずっと
気持ちの上で引きずってしまいます
煉獄とは …
高慢、嫉妬、憤怒、怠惰、貪欲、暴食、愛欲
以上7つの罪を、清める場所だそうです
編集者の方は塞ぎ込んでいるのではと心配して
「 お体を壊すまで働かないようにとの神様の警告ではないか 」
と伝えます
私たちは、悪い夢をみるといろいろマイナス方向に
考え込んで心を塞いでしまいます
まるで、その悪い夢が本当になるかのように …
日野原先生は悪夢をみた翌日、
テレビ番組の収録で金沢市の鈴木大拙館を訪ね
その鈴木大拙老師の言葉を見つけます
「 それはそれとして 」
特定の物事にとらわれることなく
それはそれとして、心を流れる水の様に保つ
来たるべき時間をよりよく生きるため
しなやかな心で前を向く …
このエッセーを読んで、なんだかつっかえていたものが
すっと、取れたような気持ちになりました
悪夢に限らず身の周りでは様々なことが起こり
ひとつひとつをこなすのに、精一杯な毎日
じっとそのことだけを考えて
止まったままでいられないもどかしさ
「 それはそれとして 」 の言葉でゴーのサイン
生きやすさのヒントをもらった気がした
ケイチーママなのでした (#^.^#)
どんな時もニコニコ顔で悪夢も乗り越えるケイチーに
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