悲しき事件の果てに …
2016/04/13
1968年1月21日夜、韓国ソウルにある大統領府近郊で発生した
青瓦台襲撃未遂事件 …
北朝鮮の武装ゲリラ工作員31名が密かに38度線の国境線を越え
韓国側へ侵入 … 韓国側の警戒網を巧みにかいくぐりながら
雪の峰々を驚異的な速さでソウルへ南下、しかし
大統領府の青瓦台まで、あと800mの地点で激しい銃撃戦となり
29名が射殺、1名が逃亡、そして1名が拘束された事件 …
「 ソウルを破壊し、飢えに苦しむ韓国民を開放せよ 」
「 朴大統領を暗殺すれば、ソウル市民が歓迎してくれる 」
北朝鮮指導部に洗脳され、自らの行動の清廉正当性を信じて疑わないまま
冬のソウルに散った、29名もの若き無念の命 …
( 韓国側の死者は、倍以上の68名 )
1人拘束された金新朝工作員はその後、韓国民として生きる道を選び
長き年月の紆余曲折を経た後、1997年1月にキリスト教の牧師の資格を取得
今日に至る …
北の武装ゲリラ工作員から、キリスト教の牧師へ …
その転身の陰に流れた、29年もの厳しくも温かき歳月と
本人と周囲の努力の日々を思うに、万感胸に迫る思いがします …
と、ここで一句 …
以上、新聞乗っ取りゲリラK氏の、歴史こぼれ話なのでした (#^.^#)
毎朝パパを寝起きを襲撃する工作員ケイチーに、応援のポチ お願いします
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comment
「シルミド」ですよね。。。
何とも言い難い内容、だったんですよねぇ。
「北」で過酷な訓練を積んで積んで、生え抜きの精鋭達がいざ「突入」の寸前に起きた事件。生き残って拘束された兵士がまさか牧師さまになっていたなんて。。。
私も半ばクリスチャン(=セミクリスチャン?)ですが、この事実は少し複雑です。
特異な思想のもとで、それを信じて特攻してきた彼に罪はないのかもしれませんが。。。
「神は私たちを赦して下さる存在」
この牧師さまになった彼に「違和感」を感じる私は「まだまだ」なのかもしれませんね(汗)
生まれた土地が北だったり、南だったりで考えも生活も全く違うという運命が悲劇を生んだ事件
の一つだったんですね。間違ったことを洗脳されて特攻した30名の人には気の毒ですね。それに
巻き込まれた韓国側の犠牲者も・・・
大韓航空の爆破事件での北朝鮮工作員の金賢姫の話の方が私の記憶は鮮明です。彼女も今は韓国で
結婚して子供も産んで普通に生活されてると聞きました。
大きな罪の許しからいかに生き返るか、本人だけがその苦しみを知っているのではないでしょうか?
うまくコメントのお返事ができなくてすみません。
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